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「似ているようで意味の違う言葉」―その8

 前回(昨年の11月9日)ブログ担当時は、本シリーズの【マ行】でした。今回は、本シリーズの最終第8弾-【ヤ行】【ラ行】【ワ行】を採り上げます。しばし国語の時間にお付合い願います。
【ヤ行】
①「預金」と「貯金」の違い
「預金」=銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫に預けたお金のこと。
「貯金」=郵便局、JAバンク(農協)やJFマリンバンク(漁協)に預けたお金のこと。
【ラ行】
②「リーダー」と「マネージャー」の違い
「リーダー」=集団の先頭に立ち、集団を指導、先導、統率する立場にある人のことで、辞書には「指導者・統率者」と記載されています。
「マネージャー」=辞書では、「ホテルや飲食店などの支配人・管理人」「運動部などでチームの雑務を担当する人」「芸能人について、仕事の交渉や世話にあたる人」「企業などで、管理職」と掲載されています。いずれも、「管理する立場の人」であります。
③「利子」と「利息」と「金利」の違い
「利子」=お金を借りた際に上乗せして支払うお金のことです。
「利息」=お金を貸した際に上乗せして受け取るお金のことです。
「金利」=お金を貸し借りする際に上乗せする利子や利息のこと、またはその利率のこと。
④「レンタル」と「リース」の違い
「レンタル」=レンタカーやCD、DVDを借りるイメージだと思います。不特定多数の人がレンタルを繰り返すため、ほとんどが使いまわされた中古品(車)であり、短期間の利用が特徴的。レンタル会社が既に所持しているモノの中から、ユーザーが必要とするモノを必要とする期間、賃貸する取引のことを「レンタル契約」と言う。
「リース」=PCやコピー機、車といった高価な設備を対象としており、企業や学校などで使われることが多い。特定の顧客に長期にわたって提供するため、基本的には新品。
【ワ行】
⑤「我が社」と「当社」の違い
「我が社」=「我が」という言葉には、「親しみや誇りを感じているさまを表す」という意味があります。つまり「我が社」という言葉は、「話し手の自社に対する誇り」が含まれた表現と言えます。そのため、社長や役員などの地位にある人が使うのに相応しく、若手社員が用いるのは不自然ですので注意しましょう。
「当社」=「当社」も「我が社」も基本的には社内で使いますが、場合によっては社外に向けて用いることもある。たとえば、ホームページやパンフレット、あるいはメディア対応など、不特定多数の人に向けて自社をアピールするような場合には、へりくだる必要がないことから「当社」が用いられます。また、相手に抗議するような場面では、相手と同等の立場にあることから尊敬語や謙譲語を用いる必要はなく、「当社」や「我が社」が適しています。とくに、自社のプライドを傷つけられた時や何かしらの損害を受けるような場合には、「我が社」を使用することでより強い気持ちを表現することもあります。
 自社を表す言葉はほかにもありますが、「弊社」「小社」は自社をへりくだって表す謙譲語になります。また、似たような表現である「貴社」「御社」は、相手側の会社を指す尊敬語であり、いずれも、社外に向けて使う言葉になります。
⑥最後の最後に今年(2021年)の干支「牛」に関して=「和牛」と「国産牛」の違い
「和牛」=原産地は関係なく、日本で生まれ育った限られた種類のみをさす。
黒毛和種(くろげわしゅ)・・・おもな産地は日本全国。褐毛和種(あかげわしゅ)・・・おもな産地は熊本県や高知県。日本短角種(にほんたんかくしゅ)・・・おもな産地は北海道や岩手県。無角和種(むかくわしゅ)・・・おもな産地は山口県。
 上記の4種類と、4種類の交雑種を「和牛」と呼び、ほかの品種が「和牛」と名乗ることは禁止されています。
「国産牛」=日本国内で飼育されたものをさす。どこの国で生まれた牛でも、その国での飼育期間よりも、日本での飼育期間が長くなれば「国産牛」と呼ぶ。

 本シリーズ(似ているようで~)は今回最終となりますが、ここに載せきれていない「似ているようで意味の違う言葉」または「違う呼び方なのに同義語」はまだまだたくさんあります。日本語表現の多様さをつくづく感じます。
 特にビジネスシーンで活躍されている方々は「差別語」に注意し「敬語」の使い方に気を配りましょう!
      (出典=日本文化ブログなど)

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